鈴鹿カルチャーステーションの
坂井和貴さん。
新シリーズスタート
坂井氏のFBに書き綴ったブログを
改めて紹介します。
日常の何気ない一コマから
そこに隠れた本質を
さりげなく見極めようと
する視点に
新たな発見があるかもしれません。
「ひと 自然 社会 人間観察」
シリーズと
「SCS学習塾の一コマ--
ちょっと学習塾の話」などを
お楽しみください。
このコラムは、
坂井氏のフェイスブックから
本サイト管理者が、
勝手に拝借して掲載して
いるものです。
2015年1月12日UP
<面積は国境を越えて…?>
図形、面積、体積とか見るのもイヤという子達も結構いるのだが、小学校6年生男子クラスの一コマ。
本日のスタートは、
「1ha(ヘクタール)とか1a(アール)って、どれくらいの広さ?」から。
答えは(100m×100m)と(10m×10m)なのだが、ただ暗記しても意味が無いし面白くない、そういう暗記はすぐ忘れてしまうのが相場だし。
こういうモノこそ、自分の生活に有るモノとの関連付けが大事になってくる。
一度そのことを一緒に考えた子が、間髪入れずに
「僕分かるよ。1haは100m×100mで、だいたい学校の校庭くらい。1aは10m×10mで教室の広さくらいかな」と得意げに発言して、
他の子もそれで、結構納得がいったようだ。ここまではウチでは当たり前の話。
ただ、今回はそこから新たな展開に。
「haより大きな面積の単位は?」という質問が子どもから出てきて、
「km2乗、平方キロメートルがあるね、1km×1km」
「それって、どれくらいの広さなんだろう?」
とここまで来ると、その後は広さとか面積とかに俄然興味が出てきて、質問のオンパレードに。
「じゃあ鈴鹿市の面積は?」
「三重県の面積は?」
算数の時間の筈が、地図帳も登場してきて、もちろん次は日本、そしてアメリカ、中国、ブラジル、オ−ストラリア、ロシア等に発展。それぞれ、広さの予想立てるのだが、悉く外れて大喜び。アメリカが日本の5,6倍だと思ってたのが25倍以上あると分かって大驚き。
一番広いロシアはさらにアメリカの倍近くあるのにもビックリ。
今度は一番小さい国へと関心が向かい、モナコはたったの2,02平方キロメートル(1km×2km)、バチカンは0,44平方キロメートル。
「ちっちゃ!」と多いに反応、そしてロシアがバチカンの3881万倍の広さと分かってまたまた。
「スゲー!」と驚嘆。
子ども達が興味を持ったので、面積は簡単に国境も時も科目も超えてしまい、あっという間に1時間のクラスが終了。算数の問題殆ど進まなかったけど、たまには、こんな日があってもイイでしょ。
(10月9日のFBより)
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