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鈴鹿カルチャーステーションの
坂井和貴さん。


新シリーズスタート
坂井氏のFBに書き綴ったブログを
改めて紹介します。

日常の何気ない一コマから
そこに隠れた本質を
さりげなく見極めようと する視点に
新たな発見があるかもしれません。
「ひと 自然 社会 人間観察」
シリーズと
「SCS学習塾の一コマ--
ちょっと学習塾の話」などを
お楽しみください。

このコラムは、
坂井氏のフェイスブックから
本サイト管理者が、
勝手に拝借して掲載して
いるものです。

 

 

                       2014年12月29日UP

<文章題は難しい?>

8月半ば、 「ウチの中1の娘は数学の文章題だけが苦手で、どうやって勉強したらいいか分からないんです。」というお母さんが相談に来た。
正確には、その中1の子も一緒に。
ただ、その子は塾というものへの嫌悪感があったようで、イヤイヤ連れて来られた感じでお母さんの隣りに座っていても、そっぽを向いていた。

思いっきり途中は省略して、それから1ヵ月半後。
その子は毎週意気揚々と塾に通ってきて、結構愉しげに文章題を中心に一緒に学んでいる。

これは、中間試験で出来なかったという問題。
昨晩、二人で面白がって、表に変換しながら解いてみた。
この子に限らず、文章題が苦手というのは良く聞く話。
特に長ったらしい文章が並んでたら、それだけで解けないと思ってしまうらしい。
でも本当にそうかなあ?

例えば、クイズや謎解きの時、いきなり犯人は誰だ?と訊かれても、名探偵コナンだって答える術がない。
その事件の登場人物、状況や、背景がだんだん分かってきて、ようやく番組終盤に真犯人に辿り着く。
つまりヒントが多ければ多いほど、真犯人は見つかり易いということになる。
これが、文章題で言えば、長ったらしければ長ったらしいほど、ヒントも多く、正解が導きやすくなるということ。

なので、昨日もその子に、 「問題が長いと思って最初に諦めたでしょ?でもね、実はこういう問題の方がヒントだらけで答え見つかり易いんだよ〜」という訳で、二人で表に変換しながら解いて見せたのでした。



へぇ〜と謎解きを見るように驚きながら、その子曰く 「な〜んだ、こうやって表にまとめられたら簡単、簡単!」

その子のお母さんからも連絡が来て、 「今回は、数学に至っては不安なくテストに取り組めたようです。(中略)次回から宿題を出して頂いたそうで、本人も張り切っております」だそうです。

出来なかった問題もあるから、テストの点はどうなるかは???だけど、文章題が苦手というのは、無くなってきつつあるかな。
それと実は宿題、あんまり出したくない!というか、兎に角、塾に来ているその時間の中で、どれだけ問題に向き合えて考えられるか、が一番大事と思ってます。                                     (10月2日のFBより)

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