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アットホームに響く 悠久の調べ

二胡コンサート  開催 《12月11日》



二胡奏者の林思悦さんのコンサート。左は司会の片山さん。

ワンコインコンサート

ワンコインで楽しめる二胡コンサートが12月11日、鈴鹿カルチャーステーション(SCS)で催された。夕刻に開かれた1時間ほどの演奏会だ。中国の楽器「二胡」と「笛子(ディーズ)」のアンサンブルや、馴染みのある曲目を中心に、中国に伝わる名曲など10曲が披露された。会場はアットホームな雰囲気で、二胡の震えるような音色に耳を傾けた。二胡奏者は林思悦さん。

二胡の奏でる音色は独特で、時に悠久の歴史や広大な平原を表し、また、遠く離れた人を思いやる憂いや淋しさを伝え、ある時は、軽快にリズミカルに、生活の楽しさを響かせた。

林さんは、エコヴィレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)の活動をしている。これからの新しい社会づくりに目を向けた、持続可能な暮らしをコミュニティ単位で実現していこうとする活動だ。その中で、鈴鹿のコミュニティづくりに関心を持ち今年5月に訪れた。そんな出会いが縁となって今回も鈴鹿を訪れ、コンサート開催の運びとなった。


「街の縁側」がSCSのコンセプトの一つ。こんな気軽な演奏会が日々の暮らしの中にある生活というのはどうだろうか? 情緒を楽しむ豊かな文化が街の文化となり、心の世界を広げてくれるのでは…と期待する。


プログラムには入っていなかった『紫竹調(しちくちょう)』という曲を二人のセッションで演奏。中国江南地方で演奏される楽曲で、上海の地方劇やお芝居の中で使われていた楽曲が発展した曲と紹介した。


林思悦さん。両親は台湾人。父親の影響で、幼少期よりピアノやクラリネットを習い音楽に親しみ、二胡を習うようになったという。台湾大学留学中、本格的に二胡を学ぶ。楽団に所属し、演奏会にも参加。コンクールでも入選する経歴を持つ。前日は、西宮の教会でクリスマスコンサートに出演してきた。



二胡という楽器は、二本の弦を弓で弾き、錦蛇の皮を張った胴に共振して、独特な不思議な音色を発する。声楽から発展してきた楽器だという。ビブラートのかかる響きは、より心の中に沁み込んでくるようだ。


演奏会場

訪れた方々の声もご覧頂きたい。

初めて二胡の演奏を聞けてよかったです。なかなかこんな機会がないので。お話も聞けてよかったと思います。(市内 30代女性)

やさしい音でとてもいやされました。(静岡県 60代男性)

珍しい楽器なので気軽に聞ける場所を提供していただけて嬉しかったです。
(市内 40代女性)




二胡の生演奏が素晴らしかった。私の心に残ったのは「長相思」、台湾を遠く離れて心がふるさとを呼ぶような心を感じました。(四日市 50代女性)

大自然、人の営みが、心が、音になって伝わってくる。
また聞きたい。(市内 60代女性)





久しぶりに生演奏を聞きました。どっぷり浸りました。ワンコインで。楽しかったです。(市内 60代女性)

はじめて聞かせてもらって本当によかったです。なんかアットホームな感じです。(四日市  60代男性 )

心が穏やかに

生の二胡の音は初めてです。しっとりとしたなかなかの音色。短い時間だったが心穏やかになれました。こんなコンサートが時々あれば来たいな。時々アットホーム的なコンサートをお願いします。(四日市 60代男性)

二胡の生演奏、はじめて。悠久の流れをあらわすようなメロディー。悲しみの心のヒダ、心底からのメロディー。メッチャ陽気な心の躍動。(市内 60代男性)



(写真と文:いわた)  



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