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鈴鹿カルチャーステーションの
坂井和貴さん。


このコラムは、坂井さんが
個人的に書いているブログ
を 、本サイト管理者が、
勝手に拝借して掲載して
いるものです。

 

 

 文化と人類G 苦手意識  12月27日

@この12月から、てっらこや学習塾に来始めた小学校4年生がいる。

A割り算が、3ケタ÷2ケタ、4ケタ÷2ケタになり、どうもアヤフヤというか、ちゃんと解き方を理解していないように見受けられる。もしかしたら論理的に考えていく力が弱いのかもしれないと、お母さんは言っていた。

B来て初日。試しに何問か割り算をやってみてもらった。確かに間違ったり、途中で分からなくなってしまう問題もあった。だが、その問題が解けるか解けないかよりも別のテーマがあるように思った。

C勿論初めてということから来る戸惑うような気持もあったと思うが、自分のやり方を見られたくないとか、解けなかった時に「もう、だめだー。割り算は苦手ー」となってしまう辺り・・・

D「どうして間違ったのかなあ?」「どうしたら解けるのかなあ?」と検べる方向になれば、あとは順を追って考えていくだけなのだが、「間違うのは駄目なこと」「解けない私はダメ―」となってしまうのは何故か?

Eもともと子どもがそんな発想になる訳ないと思う。「なんで?」「どうして?」の知的好奇心がそのまま伸長して行けば、そんな方向に行きようがない筈。子どもの周辺は、大分それを邪魔したり、阻害したりする環境だってことだろうな。

F学校も、そういう一人ひとりの“詰まってしまうところ”って見えないのか、見えていても手が無いのか・・・

Gその子の場合は、やり取りする中で、30分ほどで間違ってしまう要因とか、分からないと陥ってしまうポイントが自分で掴めたので、あとはその間違い探しというか分岐点での行く道探しが面白くなってきた感じだった。

H1週間後に来た2回目は、結構スイスイ解いていて、間違いも殆ど無くなっていた。もうちょっとやったら、割り算は得意ー!ってなるだろうな。ただ、出来るようになることが目的ではない訳で・・・

I出来たら○、出来ないのは×とか、苦手だ得意だでもなく、別に学校の勉強に限らないが、「学ぶことってメッチャ楽しい」「考えていくのって面白いなあ」と、子ども心に宿るような場づくりを

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