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 アマゾンの熱風 会場を湧かす

長坂優氏講演会 開催しました



アマゾンで45年暮らす長坂優氏がこの度日本を訪れ、そこでの体験を元に日本人へ
熱いメッセージを届けている。
その講演会が9月19日(日)鈴鹿カルチャーステーション で、NPO法人愛伝舎さんとのコラボ企画として開催された。
そのお話を少し紹介します。

その昔 、世界64カ国から夢の新天地を求めてブラジルに入植し、開拓をすすめてきた
が、撤退せずに住み着いたのは日本人だけだという。
それは、灼熱の太陽の下でも平気な黄色の肌と紫外線にも平気な黒い瞳を持っていたか
ら。日本人の体質は、寒帯でも熱帯でもどこでも順応出来る体なんだと。

日本の戦後を復興し、経済大国をつくり上げた日本人は、勤勉・まじめ・正直。
その日本人が、はるかブラジル・アマゾンに住み着いて、やはり不屈の精神で事業を成し遂げていった。胡椒栽培に成功したことやコーヒー豆を入れる麻袋の麻の 栽培に唯一成功した。
そして、ご自身の体験談。生死を分ける過酷な状況を何度も乗り越えて、
今日までこられたこと。その中で、長坂氏が気づいたこと、アマゾンの自然が教えてくれたことは、「本当に大事なものは、目に見えないもの」 なのだという。



「この空気もそうです。私たちの吸っている空気の3分の1は、アマゾンで作られた酸素
です。3回に1回は、アマゾンの空気を吸ってるんですよ」。
そして、太陽や電気などのエネルギーも目にはみえない大事なもの。
また、目に見えない「時間」が自分の命を救ってくれた、そうだ。
さらに、一人ひとりの中にとても大事なものを持っている。それは「心」です、と。

地球環境とこれからの人類を救うために3つのことを提言された。
1つは、自然林を伐採しないこと。2つ目は、植林すること、
これは、一人5本の木を植えて下さいとのこと。
1.自分の吸う空気のため、
2.家屋の木材のため、
3.日常使う紙や木材製品のため、
4.子や孫のために、
5.世界の恵まれない人たちのために。
この5本を合わせると「森林」という文字になりますよ。(昨晩考えました)
そして、3つめに、無理、無駄、無乱(当て字)をなくしましょう。

ブラジルに入植した日本人は、世界に誇れる実績をつくり、素晴しい民族である
ことを、時にユーモアを交え、会場を湧かせながら楽しく語られた。
しかし、単に環境を守ろうという話ではく、過酷な生活から紡ぎ出された
一言一言は、氏の人生論であり、哲学でもあり、その言葉に胸を熱くした。(いわた)

今回の講演会開催にあたり、国会議員の中川正春氏(前、文部科学副大臣)も挨拶に
駆けつけました。市民からの地球環境への取り組みに、期待を寄せられました。

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