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はじめて里山まつり開催 《10月20日》

ワクワク・ドキドキ森遊びキリタンパン竹はんごう体験!


鈴鹿市徳居町里山で

おまつり日和、里山日和の好天に恵まれて、第1回の里山まつりが10月20日、鈴鹿市徳居町で開催されました。このイベントは〈体験の風を起こそう―秋の子ども体験まつりパート1―子どもゆめ基金の助成活動〉として開かれているもので、鈴鹿市の後援も頂きました。

初めての呼びかけに日頃カルチャーステーションの企画や教室に通う子どもたちの親子やその繋がりから参加者が増えて、たくさんの家族連れで賑わいました。

さあ、その様子を写真と記事でお楽しみください。

里山へ行こう!



朝9時30。カルチャーステーションに集合です。スタッフの中島さんより、おまつりの主旨や注意事項のお話があり、カルチャーステーションでの活動の様子もスライドで案内されました。これから何が始まるのかな、という期待と、お互い見知らぬ仲なので、ちょっと緊張感もありましたが、車に便乗して、里山へ出発です。

森の中へ!



車で15分ほどで到着。おや、2台ほど迷子になってしまったようです。
やや遅れて無事到着。そして、森の中へ入っていきます。



この里山で活動している高崎さんの案内が始まりました。
「森の中に入ると、森の外とは違うものを感じないかな? この違いは何だろう?
森の中は命がいっぱりあるからだろうと思う。今日はその命の豊かさを存分に味わってほしい」

この里山にはいろんな人たちが関わるようになって、以前は荒れていた森が、次第に人が入れる森へと手入れが進んできました。今では森のブランコやターザンロープ、探検コースや奥には秘密基地なんかもあるようです。

さあ、その森の中へ、子どもも大人も放たれていきます。

 

高い木から吊るされたロープのブランコは、その振り幅が大きい! しかもいろんな方向に行くので、そのスリリング感は、公園のブランコとは桁違いです。

 

木に架けられたハシゴにも、子どもたちは平気で登っていきます。
見ている親の方がハラハラ、ドキドキ。
実は、そんなドキドキ感で子どもを見守っているうちに大人も自然と子ども心が蘇ってきます。

 

倒れた太い木に股がって登っていくと、その先には…

 

ロープが張られています。このロープに腰掛けると空中ブランコが体験出来るんです。
小さい子はちょっと難しかったかな…

 

木登りの得意な子は、木登りを。お父さんも木登りに挑戦!ぐんぐん高い場所まで登っていきました。下から見上げる子どもたちやお母さんから「わーパパすごーい!」
もうヒーローになってしまいます。


竹はんごう準備開始!

 

さあ、いよいよお祭りのメインイベント、竹はんごうで味ご飯体験です。
お米と具材をもらって、竹に詰めていきます。
竹には大きさがあり、コメ3合用と4合用です。その竹に合わせて家族毎にグループに分かれて詰めていきました。



詰め終わったら出汁を入れます。



その間に、シニアメンバーが火を起こします。



そして、竹はんごうを並べて火に焼べて



燃え盛る火を見ながら、その行方を見つめます。



どれどれ、上手く炊けてるかな??



その間、子どもたちは遊びに夢中  「草相撲で勝負だ!」

キリタンパン作り!



スタッフの中島さんの姿が見えないなーと思っていると、参加者のお父さんたちとキリタンパンに使う竹を切り出しに行ってました。背負子に細竹を載せてお父さんが戻ってきます。



ここからは、キリタンパン体験です。
用意して来たパン生地を一つ分の多きさにちぎって丸めてテーブルに並べます。



丸いお団子の生地を受け取ると、それを各自が長〜く、伸ばしていき、竹に巻いていくわけです。上手に巻けるかな〜



スタッフのお姉さんのやり方を見ながら、なんとか竹竿に巻くことが出来ました。  

 

巻いたパン生地に今度は、卵をハケで塗ります。

パン焼き開始!



さあ、火のおきの状態は良好。パンを焼いていきます。



じっくりと焼いています。炭焼きパンです。遠赤外線でいい色に変わってきます。



第一号が出来ました。きつね色に焼けておいしそう!



他のかまどでもそれぞれ竹をかざして焼いています。

 

 早く食べたーい。       もうお腹ペコペコでーす。 いい色に焼けてきました。

 

さあ、その味は? 「わー、思ったより上手に焼けた」「このモチモチ感が最高!」

 

パン生地には何種類かあったそうですよ。

そして竹はんごうは!?




キリタンパンを焼いている間も、竹はんごうは火の中にありました。
もういいだろうと、取り出してみます。さて、中はどうなっているかな…



蓋を開けると―― おー、なかなかいい感じです。



もう、どのはんごうが、どの家族のものか分かりません。
スタッフが中の味ご飯をよそっていきます。



そのお味のほどは?
「もう絶品のうまさ」「この鳥肉の味は最高!」
「お米がシャキシャキしていて、お米が立つってこんなのかな?一つひとつの具材が主張し合っている感じ」
「うまい」「美味しい」そういう声しか聞こえてきません。



のどかな風景です。



広場の一角に段ボールコンポストのコーナーがあります。
段ボールコンポストとは、家庭から出る生ゴミを家庭で堆肥化して畑に還元しようという活動です。
地域再生コーディネータの宮地さんが参加者に説明しています。

またまた森遊び!



さあ、お腹は満腹、再び森のアスレチックでもう一遊び。



あれ?この切り株に何かいるぞ? わー大きなムカデだ!



ここにも登れるよー! こっちの方が恐いよー

  

こちらの森のブランコはスピン式。クルクル回転するので、その面白さは、一度乗ったら、なかなか降りたくないみたい。後ろからスタッフの中島さんが押したり、回したりしてよりスリリングな体験をさせてくれます。遊園地の乗り物とはちがうドキドキ感だよ!



ここにはターザンロープが吊ってあり、こちらは小さな子に人気でした。

 

参加者のお父さんがみんなのアシストをしていました。

 

この笑顔、どうでしょう!?


そして参加者の感想は?


「よかったー 一年半振りにこの里山に来ました。2回目で、以前の時は遊具もなかったけど、いろんなものが出来ていて感激です。森の外と中の温度差も感じました。陽だまりで温まりつつ、中で涼みつつ。子どもたちものびのび、ゆったりした時間が過ごせました。」(お母さん)

「とてもよかったです。パンも炊き込みご飯も、自分たちではとても出来ないことです。自然の中でこんな場を用意して頂いて、とても感謝してます。子どもたちもパンを巻いたり、焼いたりして、“やった感”があって、喜んでました。」(お母さん)

「風景が懐かしい感じです。子どもの頃に遊んだ風景です。子どもらも、こういう自然のままでも遊ぶもんだなーと思いました。30年ぶりに木登りして私も子どもに返った気分です。
はんごうは、燃えすぎてダメかなと思いましたが、いい感じに出来ました。3杯おかわりしました。ごちそうさま」(お父さん)

里山の魅力…なんでしょう?
いつも手入れをしてくれている森の番人のような高崎さんという人がいること。そのおかげでいろんな人が関われて、森の中が蘇っていき、遊び場も広がっています。森と人がより近くなり、そして、人と人とも近くなれたような気がします。大人も童心にかえれた一日でした。。今日の体験のいろんな場面で、余計なこだわりがポロリとほどけていくような
自然な人の姿を感じました

また、来年が楽しみです。 (写真・文:いわた)



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