トップご挨拶イベントNEWSお知らせレンタルカルチャーエコ街のはたけてっらこや館内アクセス

過去の記事へ |次の記事へ | NEWS一覧へ

裏切り、復讐、泥棒 その根底にあるものとは?@ 

映画 『パリの大泥棒』(1967年)『モンテ・クリスト伯』(1998年)『ルパン』(2004年)

映画を通してフランスの歴史を知る 第12回 《2月25日》 



        講師の大嶋優さん(関西学院大学フランス語講師)

2月25日、今回は3本立てで映画を取り上げた。全作上映すると10時間半にもなるという。各映画のスポットをとりあげて、映画の予告CMのように紹介した。しかし、3本の映画に秘められたテーマが重要なのだと大嶋さんが解説する。さて、そのテーマとは…

まずは、吉田順一さんと船田さんのレポートをお読み下さい。


裏切り 復讐 というテーマ

「どうして3本の映画を紹介しようと思ったのですか?」
これは、今朝この場になって、改めて僕の中に立ち上がってきた疑問だった。
「全部観ようと思ったら、10時間半かかりますよ」 そう、初めに大島さんからの説明は受けていたのだけれど。

 ”消化途中”とでもいったらいいのかな?
もしかして、映画評論家?ってこんなことを?やっている人なのかな?と思ったりした。

ルイマル監督の映画手法---音を限りなく削ぎ落としたような、全く音のない始まりの場面「パリの大泥棒」が思い出されてくる。
そして、この3本の映画の主たるテーマが、”裏切り”だったり”復讐”だったりしたことも、僕の中に影響を及ぼしているんだろうな、と、思い出してまた、映画に戻ってゆく。

観ていて目を背けたくなるような場面はなかったとはいえ、どこかにそれは僕自身の心の中に、”裏切り”とか”復讐”といった観念があって?それが、首をもたげてくる感じがあって、そこを意識しだすと、苦しい気持ちになってくるのだろうか?

でも、どの映画も今こうして思い出しながら、書いていると、「最後までじっくりと観てみたい」という欲求が、僕の中に湧き上がってくるのを感じる。
人間というもの、その人一人一人の心というものに目を向けていったら、どんなふうに、ひとつひとつの映画は僕に語りかけてくるのだろうか?

「モンテ・クリスト伯」「ルパン」それぞれに、本当におもしろそうだな、と思えてきている。

アナグラムの言葉遊び


アナグラムの解説をする大嶋さん

そして、映画の解説の中でも紹介していたけれど、「アナグラム」僕も、やってみましたよ。
言葉遊び…。
「ヨ シ ダ ジ ユ ン イ チ」
文字をばらして、カードを作って 遊んでみました。
こんなやつ どうですか?
「大地震予知癒」
「ダ イ ジ シ ン ヨ チ ユ」

大島さんがフランス映画を通してやってゆきたいところは何なのか?僕にはまだまだわからないのですが、いろいろ映画を通して感じたあたりのことを、出し合い、交流しあってゆきたいという願いがあるのかな?と、昨夜映画を観た後、中井宅で話をする中で感じた。
更に、そこから次もあるのだろうなとも感じた。
知らせてゆくこともしたいけれど、僕の知らない世界、僕の知らないフランスを、大嶋さんのガイドで知ってゆきたい、そんな気持ちが僕の心の中で育ってきているような気がしてきました。

(吉田順一)


「ルパン」

大嶋先生のおはなしで、
フランスのお国柄か?
言葉遊びをよくするそうで、
監督の名前を一文字入れ替えて
みたり、歴史上の人物の名の文字を
並べかえや消したりして、
その有名人の末路を表した文字にしたり。
そこで・・・
フナダ タケシ→ナフダ ケシタ
ぼくは変化球(名札)消した・・(⌒_⌒)ニコ

( 船田武)

このページのトップへ

since 14.Jun.2010  Copyright SCS All right reserved.