5月21日(土)pm7:00〜9:30
今回は、パトリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』を取り上げます。
今まで、どちらかといえば、アガペー(人類愛)的な映画が多かったような気がします。
『髪結いの亭主』はエロス(男女の愛)を扱っています。
閉ざされた二人だけの世界。そして意表をつく結末。
谷崎潤一郎の『春琴抄』に通じる世界……
ほのめかし、フェティシズム、そう、フランス式耽美主義。
ひょっとして、ルコント監督は『春琴抄』を読んだのかもしれません。
これまでの講座の様子は下記をごらんください。
映画を通してフランスの歴史を知る
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
次回の予定