瓢箪の絵付けを完成させて満足気な生徒たち。
とても誇らしげに作品を掲げています。
この制作を終えて、その感想をこの子たちに聞いた時、
思いもよらぬ言葉が返ってきました。
その言葉の意味は僕にとって、“目からウロコ”まさに“瓢箪から駒”でした。
そのことを伝えたくて「ひょうたんものがたり」を書き始めたのです。
さて、話を前回の続きにもどします。
江藤さんと収穫した瓢箪をダンボール箱に置きっぱなしにしていたら
気づくと表面に白いカビが生えていました。
なんだか、ひょうたん君が悲しそう…
ほっておくわけにいきません。瓢箪の加工作業に入らないと。
子どもたちと一緒にやる前に、まず自分だけでやってみることにしました。
まず、ヘタをカッターでカット!
次にキリで穴を開けていく。
これでは、なかなか進まない。
キリの歯も短いので、奥まで入りません。
ステンレス棒を使って、中をグリグリやってみますが… 手ごわい。
こうなれば、奥の手を使うしかない。
電気ドリルです。
そして、長い歯も用意しました。
ガッガッガッ、グリグリ、と中の空間を広げていきます。
これで、どうだ!
(だけど、電気ドリルは、子どもとやる時は危なくて使えないかなー)
こんな感じで、作業ははかどり次々と、
さすがに、7個、8個と開けていくと、手も疲れますね。
なんとか、収穫した瓢箪に穴を開けることが出来ました。
瓢箪くんも一安心の様子。
つづいて、この瓢箪を水に漬けていく作業です。
水漬けして、瓢箪の中味を腐らせて、中の種を抜くのです。
瓢箪に開けた小さな穴から、水を入れるのですが、なかなか入ってくれません。
これも一苦労。
みんなぷかぷか浮いてしまいます。
とりあえず、上から蓋をして重石を載せて、しばらく置いておくことにしました。
夏の暑い一日でした。 つづく → 5 おじさんのニオイへ
(2014/5/16 絵と文 アートスクール講師:いわたたかし)
ひょうたんものがたり 1 プロローグ
ひょうたんものがたり 2 型にはめないアートのチカラ
ひょうたんものがたり 3 陽と土からの贈り物
生徒募集中!「てっらこや創造塾」
学校だけでは学べない、手を使って考える「クリエイティブ授業」
上のような水彩画を描いてみたいという方↓をクリック
E-mail scsoffice@scs-3.org (岩田)まで
このページのトップへ